#3.5
#旅行について
岩合光昭氏のとらねこ展を見た。
みかちゃん大絶賛の岩合光昭氏の写真は幾度となく目にしており、自分は特段猫が好きなわけでは無いのだが、今回は気になったこともあり、こちらから誘って行った次第である。
「その猫は人よりもヒトだった」
なんて書かれてたと思うのだが、確かに感情がそこにあることがわかる猫達から伝わるものがあり、大変感動した。
だが、今回の最大の収穫はそこではない。もちろんそこを目的にいったのだが、そこでないのだ。
前述の通り、岩合光昭氏の写真を目にすることはあれど、ただ猫撮ってるだけと思っていた自分。
大変恥ずかしいのであるがしかし。
ただの猫を撮ってるだけの方ではないのだ。
どういうことかというと、
「猫を撮る」ではなく
「世界の猫を撮る」人であり、
「世界中を回って、いろんな猫に会い行く人」
なのである。
今回のとらねこ展では、津軽からハワイまで、ケアンズからアムステルダムまで、リオデジャネイロからポルトガルまで、色々な場所にいる「猫」に会いにいった冒険譚だったのである。
世界広しといえども、特定の猫、しかも野良も含めて、会いに行く。行けるのはこの人だけではなかろうか。
野良猫と再会、ってだけでも奇跡的だと思うのだが、向こうにもそれがわかることがあるらしい。奇跡の中の奇蹟。
猫を通じて見る世界はとてもワクワクさせるものであった。こんな旅行もあるのか。